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苺ましまろに謝れ

作成年月日
2005年10月26日 07:00

はい。申し訳ありませんでした。絵柄でかなりスルーする気満々で、放送時間が「バジリスク」と被ってしまっていたので、あまり悩みもせずに切り落としていた「苺ましまろ」。

上記公式サイトを観て貰えば「あぁ、これは切りたくなるだろうね」と納得して頂けると思うのだが、所詮言い訳です。神戸守が噛んでるという事で気になってはいたんだが、今回檜木さんに観せて貰って、これを切った己の浅薄さに身が縮む思いです。

いやぁ、面白かった。面白いだけでなく久しぶりに大人が書いた物語を観た。「かわいいは正義」というキャッチコピーに引いてしまうが、所々で挿入される「庇護する者の責任の重さ」(5話、12話)が、ささいな事なのに身を切られるほど鮮烈で、特に12話のクリスマスの件(くだり)などは絶品だった。これ、原作でもこうなっているんだろうか。

神戸守が担当した回はさすがに一目でそれと分かる程の出来栄えだが、他の回も相応のレベルを保っていた様に思う。とんでもない所から殿堂入りが出てしまってビックリだ。いや、本当にビックリしたよ、檜木さん。