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10月アニメ考査(最終)

作成年月日
2005年10月23日 05:29

30分持ちこたえられず即斬り

2話目で脱落

判断保留

視聴継続決定


『Canvas2〜虹色のスケッチ〜』
一度脱落したが、脚本が健闘した第2話の終盤に免じてもう少し様子見。
『舞-乙HiME』
前作の罪が余りに巨大なのでまだ様子見。
『BLOOD+』
この手の話はこれまで散々書かれていて、しかもそのパターンを忠実に踏襲しているだけの展開にうんざり気味。本来なら切る所だが、この「手続き部分(1クールくらい?)」は執行猶予期間として、その先にオリジナリティがあるかどうかが判断できるまでは我慢しよう。
『アニマル横町』
3話終了した時点でまだ笑える。笑えなくなったら切ろう。
『ガンパレード・オーケストラ』『灼眼のシャナ』
健闘中。気を抜けば切られてしまうエリアだが、踏みとどまって欲しい。
『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才』
まさに安牌。面白すぎる。
『ローゼンメイデン・トロイメント』
前作が殿堂入りしただけあって安心して観られる。奇をてらわず、必要なカットを正しい順序で並べるという事がどれだけ大事かを認識させてくれる。
『蟲師』
このまま行けば殿堂入り必至のクオリティ。素晴らしい背景美術。音響、演技も入念な作り込み。普段やかましいキャラでしか観ない三瓶由布子の抑えた演技が抜群に上手くて驚いた。廉子役の伊瀬茉莉也も瑞々しく落ち着いた演技。音響監督のたなかかずやは我が家では「ギャラクシーエンジェル」や「スクールランブル」などで御馴染みの人間だが、このデリケートな作品を音響面で完全にコントロールしている。作画は言わずもがな、右手が左手を遡るカットの見事さに腰を抜かす。
『銀盤カレイドスコープ』
実はこれが殿堂入りしそうな予感。DVDでは第1話の作画をまるまる修正するとアナウンスするくらいに製作現場は大変そうだが、脚本も作画も地道にいい仕事をしている。原作ファンは「もうちょっとなんとかならんのか」と思うかも知れないが、少ない予算とスケジュールの中で1枚余計に中割りをしてしまうようなアニメが、俺は大好きだ。

総括

低調な滑り出しでクラクラしたが、後半『銀盤カレイドスコープ』『ローゼンメイデン・トロイメント』『蟲師』と、殿堂入りしそうな作品が大量投入されて巻き返した。この3本が最後まで生き残ってくれれば御の字だ。