本日１３時よりコナミオンラインサービスにて「FOOD FORCE」というゲームの日本語版がダウンロード可能となる。このゲームを作ったのはWFP（国連世界食料計画）という、国連唯一の食糧援助機関であり、かつ世界最大の人道援助機関。
世界中の飢餓の現状とWFPの緊急食糧援助活動を、より多くの人々に理解し、学んでもらうことを目的に制作されたこの「FOOD FORCE」は、４月に発表されて以来世界中からアクセス、ダウンロードされ、予想以上の反響を呼んだ。このゲームの日本語版の制作を「極上生徒会」（「ときメモ」の、と言うべきか……）のKONAMIが請負い、晴れて今日の１３時からダウンロードが開始されるという訳である。（もちろん無料）
国連の機関が自己の活動をアピールする為にゲームという手段に目を付け、それを実現するまでには色々と紆余曲折があったと思う。日本で同じ事を考えた人間が居たとしても、きっとどこかで一笑に付されていただろう。このプロジェクトが日の目を見たこと。そのゲームの他国語化（世界初）を、日本の大手ゲームメーカーの協力によって成し得た事。この事は世界に誇っていい。
普段ゲームを叩いて視聴率を稼いでいるテレビの方々は、あまり熱心に取り上げてくれないかも知れないので、興味が湧いた方は是非。