割と真面目に働いたので娘が夏休みに突入したと同時に都内旅行3泊4日を決行。ディズニーランドのある舞浜は千葉県なので都内という言い方はおかしいのだが、そのディズニーランドが”東京ディズニーランド”と銘打っているので仕方ない。都内で1泊や2泊というのは経験があるが、3泊というのは独身時代から考えても(友人宅に押しかけるのを除けば)初めてな気がする。このミッションを遂行するにあたり障害となるのは3点。
- 乗り物酔いを起こし易く、15分以上電車に乗っていられない娘を1時間30分電車に乗せなければならない事。
- ディズニーランドで一日たっぷり豪遊する為に近場のホテルで宿泊費をなるべく抑える必要がある事。
- 2匹居る猫の餌と水をこのクソ暑い時期に安定して供給しなければならない事。
1.に関しては2週間前から休日に酔い止めの薬を試して効果時間や効果の程を確認して何とか目処が立った。使用したのはトラベルミン・ファミリー。ドラッグストアの店員によると服用1時間後から効果が現れ、4〜5時間持続するそうだ。往路はこれのお陰でスムーズに目的地まで行けた。効き始める前に乗り物に乗って酔ってしまうとその後もグダグダになるので早めに服用するのが良いようだ。
2.については夏休みの東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルの値上がりっぷりは半端じゃないので随分悩まされた。何せ年間で一番稼げる時とあって大人2人子供1人で泊まると一泊3万円近く掛かるホテルもざらなのである。当初は2泊3日で計画を立てていたのだがここに来てシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの【リゾート満喫】Sheraton 3day Packageという宿泊プランが急浮上。
- 東京ディズニー[ランド/シー]の1dayパスポートが2枚付き
- ホテル内のプールや大浴場を宿泊中無料で使用出来る上に
- ゲームセンターのメダル50枚をプレゼントしてくれるだけでは飽き足らず
- 3日間の朝食まで付いている
のである。なんという事だろう、我々の為にわざわざ宿泊プランを作ってくれたのだ。2泊するより3泊する方が遙かにお得だったので、これに決めた。
3.の問題は先のスケジュールの変更に伴い、より切実になった。猫を置いたまま4日間留守にするのは初めてである。それより多い日数を留守にする事はこれまでもあったのだが、そういう場合は留守中の世話を頼もしい友人達にお願いする事で乗り切ってきた。だが4日間というのは人に頼むには微妙な日数である。3日留守に出来るなら4日くらいなんとかなるんじゃないかと、今回は自力でなんとかしようと決め、自動給餌器は自動給餌器ペットフィーダー【PF-10L】を、自動給水器は陶器製自動給水器 TH-260 ライトブラウンを注文した。
自動給餌器ペットフィーダー【PF-10L】を購入したのはタンクのサイズと1日4回まで給餌回数を設定出来る所が決め手になったのだが、実物を触ってみて驚いたのはその造りの安さである。プラスチックのボディはまさにプラ板と呼ぶに相応しい剛性で、しかも中の駆動部分の振動と騒音が半端無く、給餌時間が来るとヴヴヴヴと唸り出した後、ドゴンドゴンと不思議な打撃音が鳴り響くのだ。一石二鳥、給餌器としてだけでなく目覚まし時計としても使えてしまうのである。そこのところに目を瞑ればちゃんと時間通りに決められた量を吐き出してくれるので、一応目的は果たせそうだ。あまりのやかましさに一日4回の予定を2回に減らしたのは愛嬌である。
給水器にペットボトルを挿すタイプを選んだのは時間を稼ぐという目的があったからで、ペットボトルに水を入れた状態で凍らせて出発直前に冷凍庫から取り出して給水器に挿す。これで数時間分とは言え水が傷む時間を遅らせる事が出来るのではないかという算段だ。飲んだ分だけ補充されるというシステムも都合がいい。
初めての事だらけで準備に随分悩まされたが、とりあえず目処は立った。最終的なスケジュールは以下の通りである。
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- 1日目
- 出発→途中下車して「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を一家で鑑賞→ホテル到着
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- 2日目
- 東京ディズニーランドで1日遊び倒す
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- 4日目
- 速やかに帰宅
ホテルをベースにして近場の行楽地を総なめにしようというプランであり、娘も親もそこそこ楽しめるようになっているのだが、果たして予定通り上手く行くのだろうか。色々な不安要素を抱えつつ、兎にも角にも我々は休暇に突入したのである。