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やり過ぎデッドライジング

作成年月日
2008年02月20日 21:34

またまた物凄く間が空いてしまったが、とりあえずゲームの方が一段落したのでこれだけは書いておこう。いや、「DEADRISING」面白いよ!

かねてから気になっていたソフトだったのだが、北米タグの取得により体験版ダウンロードが可能になったのでやってみたら家族総出でハマッてしまい。Cランクアイドル止まりが確実な千早を 放ったらかしにして(申し訳ない)こっちを先にクリア。もう20周くらいやってしまった。ゲームの内容は俺の贔屓のサイトである「んじゃめな本舗」のレビューページを参照して貰うとして、いやぁ、参った。プレイした時はアメリカ人が作ったのだとばかり思っていたがこれCAPCOMじゃないか。フライパンを熱してゾンビの顔にジュゥッとか草刈り鎌でゾンビの首をポロンとか、よく日本人がこんなイカれたゲームを考えたものだ。

国内仕様という事で表現が若干ソフトになってしまった部分は残念だが、見た目のバカ具合はともかく敷居の低いアクションとゲームシステムが素晴らしかった。手近にある物を片っ端から振り回してゾンビを倒す訳だがとにかくXボタンを押せば近くの敵に向かって攻撃してくれる。自分が生き延びる為だけなら(慎重さを忘れなければ)愚鈍なゾンビはそんなに脅威ではない。レベルが低い内はただXボタンを連打するだけのアクションに終止してしまうが、バット・鉄パイプ・鉢植え・ベンチ・ナイフ・マネキン・フライパンなど武器にする物それぞれに別のモーションが用意されていて、見た目のバリエーションは下手な格闘ゲームを凌駕してしまいそうな勢いである。

スキルを覚え、操作にも慣れてくるとそれに応じて操作方法のバリエーションも増え、素手での格闘から遠距離狙撃まで選択出来る戦術はどんどん広がってくる。強敵に対して

そう言った様々な選択肢が許容されているゲームである。

戦い方だけでなくレベルアップする為の経験値を獲得する方法も多岐に渡り

と言った方法が用意されている。自分に合ったやり方でレベルを上げる事が出来る上に、極端な事を言えば別にレベルを上げなくても構わないという大らかさである。

他の生存者なんか知ったこっちゃねぇ、とか事件の謎なんかどうでもいいというプレイでも一向に構わない。(そうは言っても本筋のストーリーがとても面白そうなので、そこを避けてプレイし続けるのも相等に堅い意思が必要とされる)ちなみに俺のフェイバリットは「愚連隊プレイ」である。生存者の中で「好戦的な」連中を救出して行き、臆病な奴や怪我人は片っ端から惨殺し(ゲームとはいえこの行為はやはり後ろめたいというかちょっと心が痛むのだが、出現する生存者は常に最大8人という制約がある為にどうしても間引きして行かないと目当ての人間が登場しない)全員にショットガンやサブマシンガンを与えてモール内のゾンビを掃討して行くという物である。

コレをやっていると登場人物のAIの振る舞いにそれぞれパターンがあるのが分かって面白い。積極的に敵に向かって行くバートやユウに対してアーロンやリロイやゴードン達と来たら泣くわ止まるわ囲まれるわで、使えない事甚だしい。シンジは動き出しが遅いものの、他の連中が見て無い所をカバーしてくれるのでとても重宝する。犯罪者丸出しのブレットとジョナサンはさすがの手練だがジョナサンの方はアリッサが同行しているとすぐに痴話喧嘩を始めるので早々にアリッサを排除しなくてはならない。

そうして集めた精鋭達を守衛室に連れ帰らず。3日間ただただモール内を練り歩くと別れの日には結構愛着が湧いてきて思わず中庭のお花畑で記念写真を撮ってしまう位である。

この感じが何か懐かしいなぁと思ったらこれは「高機動幻想ガンパレードマーチ」と同じ設計思想である。戦いに身を投じて打倒幻獣に勤しんでも良いし、戦闘に参加せず学校生活をエンジョイして過ごしても良い。 山の様な選択肢と何をしても良い自由度を与えられた箱庭世界を謳歌するという点で両者のエッセンスは非常に近く、だとすれば俺がこのゲームに嵌まってしまうのも道理である。

目ぼしい実績は大体解除したが、「通信中毒」がまだ達成出来て無い。これを達成出来たらまた「アイドルマスター」に戻ろうと思うのだが、そう思いつつも「また新規にレベル1から始めるのも良いなぁ」なんて思ってしまう位である。