東芝RD-E160を購入して1ヶ月、ちょっとしたトラブルがあったので同様の症状で困っている人と、このシリーズを購入しようと思っている人の為に詳細を書いておこうと思う。
DVDレコーダーを新調し、その使い方をちろちろと覚え始めた頃『魔法少女リリカルなのは StrikerS』という番組が始まった。スカパーでの放映は契約していないチャンネルだったのでこの作品の為だけに”ファミリー劇場”というチャンネルを契約し、準備万端整えて待ち構えていたのである。ところが録画した第1話を観てみると音が所々飛んでいるのである。「何やってんだファミリー劇場!」と怨嗟の声を上げてみるが、電波の状態がおかしかったのかもしれない。週に3回同じタイトルを放映するのでまぁいいかと思ってそれらを録画してみたのだが、そのどれもが似たような場所で、同じ様に音声が飛んでしまっているのである。
この時期他のスカパーチャンネルで録画する物が余り無かった為に原因を特定するのがだいぶ遅れたが、この症状は「ファミリー劇場」というチャンネルの不備では無く、またスカパーのアンテナやチューナーの不具合でも無かった。同じタイトルをスゴ録の方でも録って確かめた結果、そちらの方では音飛びも無く録画されていたので犯人は東芝RD-E160だったのである。
犯人が特定されたので検索をかけてみると出るわ出るわ、このRD-E160に限らず「音飛び問題」は東芝のRDシリーズに広く見られる現象だったのだ。発生条件は
- 外部入力からスカパーの番組を録画して
- かつ、その際の録画品質設定で音声を【DD】(ドルビーデジタル)方式にした場合
らしい。外部入力ソースで録画する場合は音声を【DD1】や【DD2】ではなく、L-PCMに設定しなくてはいけないのである。実際そう設定し直したらこの現象は見られなくなった。ちなみに内臓チューナーで地上波を録画する場合はどの設定で録画してもこの音飛びは起こらない。よって『魔法少女リリカルなのは StrikerS」の第1話、第2話はPC上でスカパーの映像と地上波の音声をミックスして保存した。
東芝はこの不具合を把握しているらしいのだが原因の特定には到っていないようだ。まぁドルビー方式に拘泥する理由は無いので構わないのだが、こんな大事な事は回避方法も合わせて商品ページの一番最初に書いておいてくれと思った次第である。