RSSファイルという物を作ってみた。それは一体何かと言うとwebサイトが更新されたかどうかを伝える為のxmlファイルなんだそうだ。ブログサイトなんかで「新着記事一覧」みたいなページがあるが、それは自動的に生成されるRSSファイルをping送信しているかららしい。新しく記事がアップロードされるとそのタイトルやurlや内容を抽出してxmlを自動生成しているのだな。(この辺の記述が適当なのは勿論俺が良く理解していないからだ。)ブログでなくてもRSSファイルを作ってサイトに置いておくと、それにアクセスする事でサイトの更新情報を知る事が出来るらしい。普段巡回ソフトを使っているので、別にそんな機能が必要とは思わないのだが何かいい事があるのかなぁ。
そんな風に胡散臭い感じで導入したのには幾つか理由がある。箇条書きにしてみると
- 未だにgoogleのindexに登録されない
- それでいて制作途中の別サイトがsitemapも登録申請も送ってないのにindexに登録されていやがる
- 一時期voxというブログに書いた記事が、結構な数でgoogleのキャッシュに残っている
- やっぱりブログって強いなぁ
というわけだ。3番目の理由に挙げたvoxについてちょっと補足しておくと、このブログサービスはページ毎に公開設定(一般・友人・家族)を変更出来るので、当サイトの非関連性(家族行事の記録から芸能論まで)に満ちた仕様を緩和できるのではないかという目論見があった。汎用性のある記事は一般に、個人的な事は友人/家族に公開する事で一般の閲覧者にとってのノイズをインデックスから取り除く事が出来るのではないかと考えたのである。しかし使ってみるとページの動作がもっさりしててストレスが溜まるのと、Operaでは時折りレイアウトが崩れるのが我慢出来なかったので、移行途中で退会した。
しかし、そのたった数ヶ月、誰にもアドレスを知らせずじまいだったブログの記事がgoogleで当時のハンドルネームをキーワードに検索してみるとザクザク出てくるのだ。恐ろしい。先に気付いておけばアカウントを消去せずに残しておいたのだが、余計なデッドリンクをあちこちに作ってしまい「一度ネットに公開した文書は気軽に消しちゃいかんな」と反省すると同時に、ブログサービスの「発信力」に改めて驚かされた。
webサイトは参照される物であって発信するものではない、という信条は変わらないのだが、それでいてこのサイトの記事は参照するには余りに中途半端で、ドキュメントとして不合格な物ばかりである。おまけにurlを知っていない人間には絶対に辿り着けないという有様では参照される可能性すらない。信条とは裏腹にこのサイトはオピニオンで満ちていて、そういう物はやはりブログでやるべきなんじゃないかとは思うのだが、情報過多のページ構成や入力の煩わしさにどうしても馴染めず(MovableTypeの導入も一度試したのだが、カスタマイズの方法が良く分からなくて結局削除した)結局手打ちのhtmlを選択した。
そういう訳でやれる事はやってみようと思い、RSSファイルの作成、pingの送信を試す事にした。RSSファイルの生成にはフリーソフトのFumy RSS & Atom Makerを使用。今まで使っていたOperaは古いバージョンでRSSフィードが表示されなかったので、これを機にこちらもバージョンアップ。自分のサイトのRSSを購読するという、世の中のおよそ無為と思われる行為の中でもかなり上位のプロセスを経て、RSSファイルが機能している事を確認した。pingの送信の方はちゃんと上手く行ってるのかどうか良く分からない。この技術はRSS以上に「なんだかなぁ」という感じだ。googleがちゃきちゃき拾って行ってくれさえすれば(少なくとも俺は)こんな事をしなくても済むんだから早く登録してくれないかなぁ。