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自然の売り時

作成年月日
2005年07月19日 06:50

昨日は午後から近所の有料プールに出かけた。暑い日に水につかるのは気持ちがいいし、ここ数年泳ぎに行くタイミングを逸し続けたので有難みもひとしおなのだが、たかが1〜2時間泳ぐのに金がかかるのは不便だなぁと思う。

自分が住んでいた地域は泳ごうと思ったら海か川にずかずかと入るだけで用が足せる位の田舎だったが、今ではかっちり護岸工事がなされ、なんとなく海パンで泳ぐのが躊躇われるようになっている。

商売の事を考えるのなら、海や山を削るのはギリギリまで我慢しなきゃならん。医療や交通、通信は金さえ工面できれば整備する事が出来るが、山や川や海を作るのは難しい。

都会で暮らすメリットが減ってくれば、次に人が向かうのは困らない程度に病院があって、通信ラインも確保されている地方都市だと思うんだが、その時になって「売り」が無かったら困るだろう。

ただ同然の仕入れ値で、しかも一度在庫を切らしたらもう二度と手に入れる事が出来ない商品なのだ。手をつけずにあと10年こらえる事が出来れば結構な財産になってると思うんだがなぁ。