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パソコンが壊れた(第4段)

作成年月日
2006年05月19日 18:45

予定通り女房のパソコンのケースだけを交換。これまで使っていたケースのメンテナンス製の低さはコレまで散々書いてきたが、今回手に入れたmicroATXのケース(Inwin IW-Z588 SLT350)は非常に良かった。

メインスイッチのボタンをホールドする円筒形の部品がちょっと奥にのめり込んでいてケースをそのまま組むとメインスイッチが押されっぱなしになるという不具合があったが(コレのおかげで自分のパソコンのチェックの際に余計な手間をかけさせられた……)そこはちょっとした整形で簡単に元に戻せた。それ以外は本当に良く出来たケースである。今回パーツの引越し作業を行って「工作精度」が高いケースというのはこんなに組むのが楽なのかと感心した。

これまでは微妙にネジ穴がずれていたり(ネジ止め出来ない程ではない)、シャーシのサイズがちょっとアバウトだったりというケースばかりを扱ってきた。パソコンのケースというのはそういうものだと思ってきたが、ちゃんとしたケースは寸分の狂いも無くドライブをマウント出来、四隅の穴の向こうにはパーツのネジ穴が真ん中にちゃんと顔を覗かせるのである。

いかにパソコンがドライバー一本で組み立てられるようになったとは言え、回さなくなくてはならないネジは結構な数になる上、何度もバラしたり組んだりするとその回数は加速度的に増えていく。その都度ネジ穴が「微妙に」合わないと、かなりのストレスが蓄積されてしまうのだ。

またパーツが干渉しないというのもストレス軽減に多大な効果を及ぼす。「こっちを外さないとあっちを外せない」という構造は、確かに筐体を小さくしようとすれば避けては通れない事なのかも知れないが、それは一回組んだらそれっきりで済む人間にこそ相応しい。時折りパーツを追加・交換しようと思うのなら「決して」小さいケースに手を出してはいけない。

今回のケースは3.5インチシャドウベイを「立てて」装着する事で、microATXでありながら、HDDを外さずにマザーボードを出し入れする事が出来るようになっていて感心した。(個人的にはHDDは水平になっている方が安心なのだが)

そんなわけで色々な教訓を得た今回のパソコン騒ぎだが、終わってみれば「ケースを侮ってはいけない」という事に集約されるような気がする。

いや、まだ終わってはいないんだけど。