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2005FPW到着(購入までの経緯)

作成年月日
2006年04月23日 08:16

檜木さんのおかげでこのモニタの素性が明らかになったので、ここらでまとめつつ暫定的な評価をしたいと思うが、その前に評価の「軸」をはっきりさせる為、この機種の購入に到った動機と経緯を記しておこうと思う。本来なら一番最初にこれを書いておくべきだった気もする。

今回ディスプレイを購入するに当たって考慮したのは以下の点。

この要件を満たす物は「AV接続可能な液晶モニタ(PCパーツ)」か「PC接続可能なテレビ(家電)」になるのだが、幸か不幸かこれらを全て満たす商品は殆どない。

ビデオ入力端子やチューナーを持つ液晶モニタは最近増えてきたがそれでもまだ全体から見れば少ないし、PCを繋げられるテレビも同様である。スペースと価格の点でチューナーやスピーカーを標準装備するテレビカテゴリはほぼ全滅したので狙い目は「AV接続可能な液晶モニタ」の数機種に絞られた。

アップスキャンコンバータを同時に買えば「AV接続可能」という縛りは消え、現在発売されている殆ど全ての液晶モニタを候補に入れる事も出来るのだが、「液晶モニタでゲームが出来るのか」という不安を抱えた状態で、更に別の不確定要素を抱え込みたくは無かったのである。

AV入力端子に関してはコンポーネント端子を装備する機種が望みだったが、この端子を持つ物は上位機種に偏っていてスペースか価格の点で殆どが網から落ちて行った。最終的に残ったのは

の2機種である。

AV機器としての体裁はMITSUBISHI MDT191Sの方が断然良い。DELL 2005FPW HASと比較して、コンポーネント端子とテレビチューナー(地上波)というアドバンテージがあったのだが、TNパネル、スピーカー搭載(我が家では不要)、光沢パネルという点が不安であった。

電気店に足を運んで確認してみると案の定TNパネルのMITSUBISHI MDT191Sは、他のTNパネル機種と同様視野角が狭く、見る位置が真正面から少しでもずれると途端に視認性が下がった。ごく稀に発生する対戦プレイや家族並んでのテレビ鑑賞に耐えられそうも無く、また夜間部屋の照明を落とした状態で使うのが常の自分にとっては光沢パネルの映り込みも相当な物になりそうだった。

ではDELL 2005FPW HASの方はどうだったのかというと、実は店内のDELLブースに2005FPW実機は置いていなくて同クラスのモニタの映り具合を確認するに留まったのだが、実はここまで殆ど期待していなかったこの機種が最有力候補に躍り出るくらいに、その映り具合(PC画面)が良かったのである。

コンポーネント端子が無いので殆ど候補から外れかけていたのだが、IPSパネルは斜めからの視聴でも視認性が衰えず、チューナーやスピーカーを搭載しない仕様は、まさに俺の部屋の為に作られたディスプレイなのではないかと思わされた。20インチワイドという画角も、どうせなら今までとは違う画面を見たい、「エースコンバットを16:9でやってみたい」という欲望を大いに刺激したのである。そして最終的には安さが物を言った。

MITSUBISHI MDT191S(BK)
最安値\58,580
DELL 2005FPW HAS
最安値\39,575

IPSパネルの20インチワイド画面が約4万円で手に入るのなら買いだろう、と決断するに到った訳である。