随分前から考えている事なのだが、近年「喋る自動販売機」というのが目に付く。ジュースを買うと「ありがとうございました」とか言って来るアレだ。考えている事というのは、どうしてあのアナウンスを「能登麻美子」にやらせないのだろう、という事だ。
能登麻美子と言われてもピンと来ない人には説明するのが難しいのだが、例えば丸の内や新橋あたりのオフィス街に置いてある自販機で、ちょっと最近人生に疲れを感じている50代のおじさまがジュースを買った時にその声で「ありがとうございました。一息ついて、また頑張って下さいね」等と言われようものなら、すかさずもう1本買ってしまいかねない様な声を出す女である。
しょぼいスピーカーではその効果の程が減ってしまうので、ちょっと割高になるかもしれないが、その程度の初期投資は確実に回収できるはずだし、これが普及すれば中高年の自殺率の減少も見込めるだろう。買うジュースによってメッセージが変わるようにしておけば秋葉原でも大ヒット間違いなし。アイディア料はいらないからどこか作ってくれないだろうか。