まだ始まったばかりだが数が多いので第１話を観た端から書いていく事にしよう。放映開始されたにも関わらずここに名前が挙がっていない物は、観る気すら起きなかった物か他の番組と被って観られなかった物だ。
切る気満々
- 『吉永さん家のガーゴイル』
- 『ストロベリー・パニック』
- 『ガラスの艦隊』
判断保留
- 『デジモンセイバーズ』
- 『スクールランブル 二学期』
有望株
鉄板
- 『おねがいマイメロディ 〜くるくるシャッフル！〜』
- 『吉永さん家のガーゴイル』
- 正直放映開始前に予想していたよりは遙かにマシだった。本丸をちらつかせる様な伏線を張っていたりもするのだがそれを回収するまで観続ける気力があるかどうか……。
- 『ストロベリー・パニック』
- 全体的に薄くて「とりあえず百合流行りに乗ってみました」感が強く感じられる。早送り無しでは最期まで見られなかった。
- 『ガラスの艦隊』
- 何かが根本から間違っている気がする。狙ってやっているんだろうが世界設定が適当で戦術の欠けらも見当たらない艦隊戦やハイテクノロジーと人力のミスマッチなどユーモアとしてやっているにしては作画が神経質過ぎて笑えない。（コレがギャラクシーエンジェルの様なノリだったらまだしもなんだが）。最終的にこの世界が「中学生の妄想が生み出した仮想世界」みたいな仕掛けだったら腑に落ちるんだが、キャラクターもそれ相応の造形しかされていないので観続けるのはかなりの苦痛を伴う。GONZOの悪い所だけが全面に出た第１話だったような……。
- 『デジモンセイバーズ』
- 気が向いたので一応録ってみたが思いのほか主人公の馬鹿さ加減がいい意味で突き抜けていて笑えた。当面突っ込みながら観る分には楽しめそうだ。
- 『スクールランブル 二学期』
- 他のと被っていて観られないのだが前シリーズが非常に良く出来ていたので生で無理矢理観た。監督が替わったせいか、はたまた時間が空いた分を取り戻すためかは判らないが、やけにテンションが高く、セリフも無駄に多かった。別のアニメが始まったのかと思った。後半笑える所もあったのだがちょっと不安な出だしである。
- 『涼宮ハルヒの憂鬱』
- 第１話から劇中劇をもってこられた為本筋の評価は次週に持ち越しになってしまうが、この１話だけなら相当な傑作と評しても良い。「素人が文化祭で作った映画」という物を恐ろしく精密に再現しており、フレームの見切れ、無駄なズームやパン、ここ一番で後ろの車が発進しちゃったりあからさまにカットの切り替わりが不自然だったり或いは望遠が使えないために歩いている人間を横から追うカットでフラフラと前後左右に移動したりと、やった事のある人間なら間違いなく爆笑必至の芸の細かさ。「フルメタルパニック（ふもっふ・セカンドレイド）」「Air」で業界を騒然とさせた京都アニメーションの本領発揮である。
- 『桜蘭高校ホスト部』
- タイトルだけ見たら即切り必至の所だったがスタッフ欄に五十嵐卓哉、榎戸洋司の名前が有った為「エア・ギア」「ラブゲッＣＨＵ」を切って視聴。いつも通りの個性的な演出だが上手い具合に抑制されて本筋の面白さを引き立たせている。というかかなり面白い。内容に関しては実際に観て楽しんで貰う為に触れないが、主人公役の坂本真綾のはまりっぷりも感動物である。キャラが合っているせいもあるのだろうが「エスカフローネ」の頃を思い出すと本当に同一人物かと思うくらいに上手くなっていて驚いた。
- 『錬金３級 まじかる？ぽか〜ん』
- ダメな人には何の価値も無いような作品だが我が家では「くだらなくてお色気に正直でしかも天丼が満載なアニメ」は諸手を上げて歓迎される。この作品の天丼っぷりは容赦なく、実は放映開始前に第一話前半を観ていたのだがその時点で最期まで付き合う事を決めさせられた。最期までこんな調子で行って欲しい。
- 『ＮＡＮＡ』
- 我が家では「守生にハズレなし」と言われる程打率の高い浅香守生が監督。期待に違わぬ第１話でこの先も期待出来る。問題は終わり方だろうか。「GUNSLINGER GIRL」の時は相手がマイナー誌だったせいか思いっきりオリジナルな終わり方でケリをつけたが、今回はどう出るのだろう。
- 『おねがいマイメロディ 〜くるくるシャッフル！〜』
- ２年目に突入という事は割と早い段階で耳に入って来ていたが、それだとせっかく綿密に組み上げた１年間が無駄になってしまいやしないかと心配していた。とりあえず１年目はそれ単体でちゃんと終わらせて２年目は別の話をやって欲しいとさえ思っていたが、１年目の最終回と２年目の第１話を剥離させずにいつも通りのテンションで繋いだ為無理なく２年目に入れた。設定がリセットされずにすんだおかげであと１年かけて更にキャラクターを掘り下げる時間が出来た事がプラスに働きそうである。何よりまた１年これを観られるというのが嬉しい。