unlimited blue text archive

10月アニメの決着

作成年月日
2006年04月06日 11:09

4月アニメ考査に先駆けて「10月アニメ考査(最終)」の段階で生き残っていたアニメが結局どうなったのかを総括。

当時のポジション:

判断保留

視聴継続決定

と、こういう状態だったわけだが結局殿堂入りは一つも出なかった。特に期待していた『銀盤カレイドスコープ』 『ローゼンメイデン・トロイメント』 『蟲師』が揃って脱落したのが痛い。


『Canvas2〜虹色のスケッチ〜』
丁寧に作っていたが結局ギャルゲーレベルの掘り下げしか出来ずに最終回では意味不明のトゥルーエンドに。フラグも立ててないのにどうしてそっちのルートに入っちゃうのか……。
『舞-乙HiME』
ライブで見ている時には楽しめるが終わってみれば何も残らないという、予想通りの作品になった。薄くはあるが膨大な数の登場人物に一応のドラマを持たせ、クライマックスも各人それぞれに見せ場が用意してあるあたりは前回より遙かに進歩していたな。
『BLOOD+』
まだ放送途中。一応観続けている。作画レベルは下がらないし途中途中に入る番外編の様な短編はレベルが高いので、最終的な落とし所さえ間違わなければ何とかなるかも知れん。
『アニマル横町』
こちらも放送枠を変えて放送途中。意外な程生き残っている。ギャグの打率は低いのだが何故か毎週楽しみだったりする。
『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才』
最初1クールは神掛かった面白さだったが、2クール目は展開が遅く、こんなんでちゃんと終わるのかと心配していたが終わらなかった。というか、原作自体が終わってねぇ。終わってないのに何故始めちゃうかなぁ。
『ガンパレード・オーケストラ』
最初は結構期待していたのだが段々レベルの低さを露呈。病気の女の子の望みをかなえる為に海を見に行くという回で心置きなく切る事が出来た。やっつけ仕事にも程がある。
『灼眼のシャナ』
割と楽しめてはいたのだが何となくついていくのが面倒になった。どうせ終わらねぇんだという諦観が付き纏ったのが致命的だったのか。
『銀盤カレイドスコープ』
以前も書いたが最終回で完全失速。何故こんな事になったのか未だに判らない。
『ローゼンメイデン・トロイメント』
こちらも後半完全失速。終わる気がないのならアリスゲームなんか始めてはいけない。あわよくば更に続きが作れるかもしれないという計算か?
『蟲師』
最期まで超絶クオリティを維持したが地上波は途中(20話)で放送終了。各話の見ごたえは申し分無いのだが、連続物としては全く機能していない為、極端な話1回観れば十分であった。

そんな訳で10月アニメは負け戦だった。傾向としては「終われないアニメ」が跋扈したシーズンでもあった。